ポルタ(Porta)の紹介③-グローバルな視点から読み解く「原発事故」-

 2011年3月以来、原発事故とその被害の深刻さは世界の注目を浴びています。放射能汚染に伴う避難、家族離散、被災者に対する差別、賠償を巡るコミュニティーの分断、食物汚染と輸出入規制、再生エネルギーへの投資拡大、原発輸出と核不拡散問題などなど、原発事故を通じて様々な政治的、社会的、経済的課題が浮かび上がり、その影響は「福島」や「日本」といった枠を超えて、グローバルに及んでいます。この学びの場では、主に英語のテキストやメディア資料を用いて、この事故の実情や被害の広がりについて海外でどのように異なるのかを比較検討しつつ学びを深めています。さらに、将来的には長期休みを利用して、これらのテーマに関心を寄せる海外の研究者や大学生との交流や研究会、あるいは合同フィールドツアーなども企画していきたいと考えています。指導言語は主に英語ですので、英語を用いて知識や視野を広げたい方の参加を歓迎します。

● 担当先生:松谷基和先生
● 開催時期:毎週火曜日2限
● 場所:3号館6階「多言語多文化実習室」