東北地域韓国語弁論大会で受賞!

去る11月12日(土)は、仙台韓国教育院・駐仙台大韓民国総領事館主催による「第七回 東北地域韓国語弁論大会」が開かれました。総領事や民団関係者のような外交の第一線で活躍する方々をはじめ、応援に来てくださった多くの方々を入れると約100名の方たちが集まる盛会となりました。

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 弁論大会は韓国語で5分程度のスピーチを行うというもので、内容は韓国語、韓国文化、日韓交流に関するものであれば主題は自由です。

第一部では中学・高校生部門で、仙台だけでなく、岩手県や山形県からも韓国語を学習している生徒10人が発表を行いました。第二部は成人部門で、言語文化学科3年生の野呂志緒里さんは「보이는 기술보다 우선은 자신의 정신부터(見える技術より、まずは自分の精神から)」というテーマで発表をしました。今年、韓国に旅行をした時、自分の人生を変えるような貴重な出会いがあり、その経験に基づいての発表でした。同じく言語文化学科3年生の庄司有里さんは「한국인의 정(韓国人の情)」というテーマで、1年間韓国の梨花女子大学に交換留学に行った時に感じた韓国人の「情」というものに関する発表でした。

そして、野呂さんは銅賞、庄司さんは銀賞という好成績を収めました。

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出場者たちは、これだけの長い韓国語の文章を、しかもたくさんの人の前で話したことがなく、少しは緊張したようでしたが、それでも日頃の学習成果を存分に発揮することが出来ました。出場者にとってはいい経験になったと思います。

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それでは、野呂さんからのコメントをもらいましたので、どうぞお聞きください。

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ヨロブン、アニョハセヨ〜

今回、東北地域韓国語弁論大会に参加できたこと、自分にとって、とても良い経験になったと思います。

この大会に出るようになったきっかけは、私が出たいと思って出たわけではなく、韓国語の授業の先生に声をかけられ、大賞をとればソウル行きの航空券がもらえると聞き、やってみようではないかという思いで、出るようになりました(笑)

みなさんは、大学生活、楽しくお過ごしですか?私は、大学生1,2年の時、どうしたら充実したキャンパスライフを送れるのか、ずっと疑問に思って過ごしてました。大学の授業は楽しかったけれど、それだけで満足感を得ることはできませんでした。そんなある時、韓国に旅行しに行った時、すごく良い出会いがあって、私が悩んでいた悩みの答えをすっきりするぐらい得るようになりました。今回、そのことをみんなにも共有したくて、弁論の題材にさせていただきました。

大会当日はとても緊張しましたが、いつもお世話になっている金永昊先生、松谷基和先生からたくさんのご指導いただいていたので、自信を持って発表することができたと思います。恵まれた環境の中で、弁論大会に出場できたこと、感謝です。

次の機会に、少しでも関心のある方は、自分の思いを韓国語で伝えてみてはいかがですか^^?自分が成長するのにとても良い経験になると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。言語文化学科3年生 野呂志緒里

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私は交換留学生として韓国の梨花女子大学に一年間留学していました。留学をすることは高校生からの夢だったので、韓国で過ごした一年間はとても充実していました。梨花女子大学は韓国でも有名な女子大学の1つで、様々な学科があるため興味のある授業をいろいろ受ける事もできました。更に梨花女子大学は一学期におよそ400人ほどの留学生を受け入れてます。そのため一度にたくさんの国の人達とも友達に
なることもできました。しかし、後悔してることといえば積極的に韓国語を喋らなかった事です。当時頼りにできる友達もいませんでしたし、思ってたより校内で韓国人の友達を作ることができませんでした。そのため韓国語を喋る機会があまりなく、日本人や外国人の友達と遊ぶことが多かったです。留学中にもっと韓国語を頑張ればよかったと少し後悔していたことが、今回弁論大会に出場した理由です。一年間の留学をしただけで終わらせるのではなく、何か次に繋げられるものをやらなくてはと思い、自分が韓国で体験したこと、感じたこと、韓国の魅力などを弁論大会を通して伝えたいと思いました。私は半年を大学の寄宿舎、半年を下宿で過ごし、下宿先のおばさんの話を中心に韓国人特有の情について話しました。弁論大会に向けて練習する際には韓国語担当の金永昊(キムヨンホ)先生、松谷先生に的確なアドバイスを頂き、その他にも韓国で出会った韓国語の先生や韓国人の友人達に発音の練習など手伝ってもらいました。大会当日はたくさんの方々のおかげで、会場に来ていた方にも楽しく聞いてもらうことができ、自分自身も堂々と楽しく話すことができました。結果的に銀賞という素晴らしい賞を頂くことができ嬉しい気持ちでいっぱいですが、自分のためにたくさんの方々が協力し応援してくれたことと、韓国語の勉強って楽しいな、韓国が大好きだなと改めて感じることができ、弁論大会に参加して本当に良かったと思います。まず何かに挑戦することから始まると思うので言語文化学科のみなさんもいろいろなことに挑戦してみてください。これから私もこれにとどまらず、向上していけるように努力していきたいです。

言語文化学科3年生 庄司有里