特別講演会「吉野作造と朝鮮」が盛況のうちに終了

去る12月20日は、永澤汪忝氏を迎え、特別講演会「吉野作造と朝鮮」が行われました。吉野作造は大崎市古川出身で、東京帝国大学の教授を務め、政治学者・思想家として大正デモクラシーの立役者として有名な人物です。

当時の日本人は、日本を支配するのは天皇であるということが一般的な考え方でした。しかし、吉野は、政治は国民の利益のために行われるべきで、国民の考えを反映しなければならないという「民本主義」を提唱しました。

たくさんの学生と教職員が参加しました。通訳は松谷先生が担当されました。

今回の講演会では、特に、朝鮮からの留学生金雨英(キム・ウヨン)との出会いによって、吉野の朝鮮についての認識が大きく変わったこと、その後、直接朝鮮を訪問して「満韓を視察して」を執筆したこと、「三・一独立運動」「関東大震災」と朝鮮人、たくさんの朝鮮人留学生の世話をしながら親交を深めたことなど、大変勉強になる話がたくさんありました。

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