宅地建物取引士にも合格者が

言語文化学科の白鳥千帆さん(4年)が宅地建物取引士に合格しました。耳慣れない資格かと思いますが、れっきとした国家資格の一つで、その取得はなかなか簡単ではありません。卒業論文執筆の隙を縫って、彼女はどのような準備対策をしていたのでしょうか。その体験を伺ってきました。

※       ※       ※

宅建士とは、宅地建物取引士の略です。宅地建物取引業者である不動産会社などは、土地や建物の売買、賃貸物件のあっせんなどを行っており、宅建士はそのような会社に従事していることが多いです。不動産の取引は非常に高額であるので、顧客には正確に説明をしなければなりません。彼らの多くは不動産に関する専門知識や売買経験がほとんどないため、不当な契約を結んでしまうと思わぬ損害を被ることがあります。そのようなことがないよう、顧客が知っておくべき事項(重要事項)について説明できる資格をもつ者が宅建士なのです(たとえば、単に不動産会社の社員というだけでは、説明はできません)。

私の場合は、内定先が不動産会社だったので、内定先の会社が宅建試験に向けた勉強会を、週に1度開いてくれました。勉強会は専門の講師を呼んで、学校の授業のように行われました。宅建試験は国家試験ということもあり、私自身もかなり勉強したと思います。もちろん簡単ではありませんでしたが、教科書と問題集を何度も読み返し、試験日間際には、東北学院大学図書館所蔵の問題集も利用して勉強しました。会社が開いてくれた約半年間の勉強会と、学院大の問題集等のおかげで、無事に合格することができました。苦労はしましたが、国家試験なので、一回受かれば一生ものです。会社の先輩たちも、「学生でいるうちに勉強しておいたほうがいいよ」と仰っていたので、資格を取るならいまのうちだと思います。不動産や、建築業界だけでなく、金融業界などでも宅建士の資格が必要になる場合があるので、就職活動前に取っておくと、就職に有利になるかもしれません。さらに、学生であるうちに宅建試験に合格すると、大学の報奨制度が利用できるとも聞きました。ぜひ宅建試験にトライしてみてください。

※       ※       ※

なお、白鳥さんの文中に触れられていた「資格取得報奨制度」は以下を指します。どうぞご参照ください。

http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/campuslife/shikaku/bonus.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です