講演会の案内①「他人?隣人?当事者? セクシュアリティの多様性」

 PORTAの取り組みの中の企画として、東北HIVコミュニケーションズ代表の小浜耕治さんをお迎えして、性の多様性とともに生きるとはどういうことなのかをお話し頂きます。
 日ごろ、性を語ることはどれくらいあるでしょう?自らにとって、性とはどういうものなのか、それを言葉にしようと思ったことはあるでしょうか?それを周囲の人と話し、互いの性について掘り下げたことは?
 私たちの住む社会は、性に対して後ろ向きです。そんな社会で性的マイノリティはどんなことに困り、どんなことに気付いているのか?そのことは、社会の性に対する姿勢にどんなことを投げかけているのでしょうか?

●日にち:7月12日(水)
●時間:10:30-12:30
●場所:3号館6階の多言語多文化実習室(人数によっては教室変更の可能性が出る場合もあります)
●主催:ドキュメンタリーとフィールドワークゼミ(宮本ゼミ、酒井先生ゼミ)

<講師紹介> 小浜耕治|こはま・こうじ
大阪府出身。1982年より仙台に。92年に自分へのカミングアウトを果たし、ゲイサークルの活動をはじめる。93年の東北HIVコミュニケーションズ(THC)の立ち上げに加わり、2003年、代表に就任。04年、男性同性間HIV感染対策のためのグループ「やろっこ」を立ち上げる。震災後には多様なセクシュアリティの当事者による手記収集のプロジェクト「レインボーアーカイブ東北」をせんだいメディアテークと協働して行っている。レインボー・アドボケイツ東北で行政機関等への政策提言を行い、宮城県内自治体の男女共同参画基本計画へ性的マイノリティ施策を盛り込むよう活動した。また、LGBTの枠にとらわれず精神障害や発達障害、生活困窮といったより困難を抱えている人の相談支援も幅広く行っている。