卒業式及び卒業祝賀パーティーが行われました

去る3月26日(月)は、仙台市体育館で卒業式、土樋キャンパスで学位記・卒業証書授与式が行われ、その後18時から江陽グランドホテルにて卒業祝賀パーティーが盛大に開催されました。

津上誠学科長は、大学とは違った社会の厳しさを語りながら、大学で学んだことを社会に出ても生かしてほしいと述べました。

優秀論文としては、次のような論文が選ばれ、授賞式が行われました。
〇学科長賞
・渡辺肖「教科書からみる竹島に関する記述研究―昭和と平成を中心に―」
〇優秀論文賞
・武藤憲太郎「死は自己決定の対象になるか」
・齋藤祐葵「腐女子から「レズビアン」へ―腐女子および女性一般のパンセクシュアリティについての考察―」
・三嶋真由子「日本社会における母娘関係の変化―卵性母娘の現在―」
・宍戸なな「Kipferlの文化史―ドイツの伝統的焼き菓子フォルムとその意味変遷―」
・西島陸「なぜドイツのポップスは凡庸に聞こえるか―ヒットチャート上位曲の歌詞分析―」
・千葉周平「非複合語の動詞・目的語間の重複表現―「歌を歌う」を例に」
・齋藤ゆみ乃「ベトナム語母語話者による日本語発音協働学習の試み」

↑グループ主任による学位記授与式。
中学校・高等学校英語教育職員免許状・日本語教員基礎資格・社会教育主事資格の授与式も一緒に行われました。

早めに卒業論文に取り掛かった人もいれば、就活・部活・アルバイトなどに夢中で、更に年末年始の飲み会も重なる中、やっと危機感を感じ、大慌てで書いた人もいます。それでもいつも驚くのは、学生たちのラストスパートの凄まじさです。12月頃には「これで卒業出来る?」と聞きたくなるような内容であっても、やはり「締め切り」「卒業」という単語がもたらすプレッシャーは、学生たちに恐ろしいほどの力を発揮させ、みんな出来の良い卒論を出しました。

↑祝賀パーティーでの学部長の挨拶

あちらこちらで互いに写真を撮り合ったり、4年間の思い出やこれからの歩み方について語り合ったり、「もう少し早くからこんなふうに勉強したら?」という先生の質問に困った顔で答えながら最後のひと時を過ごしました。別れを惜しむ学生たち、涙を流す学生の姿も見られました。

厳しく、そして暖かく指導してくださった指導教員や諸先生方、事務職員、研究の仲間たちなどのお陰で卒業を迎えることが出来ました。大学時代にこれらの方々と出会って分かち合った経験は一生の財産になるでしょう。

4年間の勉強を終えて、「卒業」ということになりますが、これは他の意味では「スタート」の意味にもなるでしょう。これから社会に羽ばたいていく卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。心から「頑張れ!」とエールを送ります。

 

 

(新2年生及び再履修者向け)言語文化基礎演習Ⅱの登録に関して

2018年度 言語文化基礎演習Ⅱを履修する新2年生・再履修者の方へ

 

初回オリエンテーションの日程・場所、履修登録について

言語文化基礎演習Ⅱの初回オリエンテーションを、4月9日(月)の4校時に、245教室で実施します。必ず出席してください。

また、4月9日に初回オリエンテーションが実施されるまで、言語文化基礎演習Ⅱの履修登録は、しないでください。

平成30年度「原典講読」予備登録結果(改訂)

新3年生になる皆様。

原典講読の予備登録の結果を以下のファイルで確認してください。

新年度の科目登録の際は、この通りに登録するようにしてください。

問い合わせは、3617号室の信太まで。

平成30年度原典講読予備登録結果(改)

スクーリングが無事に終わりました(アンケート紹介)

今年は初めての試みとして、「春・まなびのオープンキャンパス」と共催の形を取りました。セミナーを担当された先生方、ボランティア学生のおかげで無事に終わりました。ありがとうございました。また、朝早くから参加していただいた新入生たちも大変お疲れ様でした。以下、新入生たちからいただいたアンケートをご紹介致します。

1.2回行われたセミナーについて
・自分の読んだ課題図書について他の皆と意見を共有でき、先生方の考えの展開をうかがくことができいい経験になった。
・大学の雰囲気を味わえたセミナーでした。4月から頑張っていきたいです。
・どちらもとても楽しく受けることが出来た。大学の授業はけっこう難しいのかなと思ったが、体験したことでその不安が少し和らいだ。
・とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。他の人の意見が聞けてよかったです。
・今まで考えたことがなかった論点について、議論をするのが面白かった。自分とは違う考えを持つ人の意見を聞くことができた。
・少人数で他人の意見を聞いて、自分が考えなかったようなことを言っていて、面白かった。
・読んできた本の解説や、みんなの意見を知り、理解を深めることができた。

2.卒業生の卒業論文発表について
・とても分かりやすい発表で感嘆しました。私も4年後あのような発表をできるようになりたいです。
・4年生の先輩の論文はわかりやすくて、とても勉強になった。自分が知っていた知識のほかにも、インタビューしたり、文献を活用したりすることで、より分かりやすい内容の論文になっていくのだなと感心した。
・それぞれ独自の視点で深くまで延べていて、すてきだと思った。
・言語文化学科で学んだことを聞くことができてよかったです。
・私もいずれ書くことになる卒業論文のテーマの例や調べ方を知ることができた。発表が終わった後、生徒や先生が質問をする時間があったのが、卒論のテーマをそれに決めた理由を知ることができてよかった。
・4年間の学びの集大成がどういったものなのか分かった。
・どのような方法で情報を収集しているのか、どのようなことをテーマに調べれば良いのか知ることができて良い体験だったと思う。

3.スクーリング全体について
・全体的に開放的な空間だったので参加しやすかったです。
・最初の先生の自己紹介からとても心に響く言葉があり、4年間一生懸命勉強しようと思った。同じ専攻をとりたいと言っている友達がけっこういて、しゃべることが出来たのでとても良かった。
・不安だった面もあったが、参加して安心できたのでよかった。
・これからの大学生活を送るにあたって大切な機会だと感じた。
・今後どんなことを学ぶかをより考える良い機会になった。
・入学式の前にスクーリングをしたことで、大学の授業がどのような雰囲気で行われているかというのを知ることができて良かった。
・大学の勉強への意欲がつよまりました。ありがとうございました。
・今回のスクーリングがあったおかげで、友達ができたし、4年間、頑張ろうと思えました。
・入学前に友達が出来て良い機会になった。レポートを書きながら、大学での学びに対するワクワク感を得ることが出来て良かった。

スクーリング_6_無事終了_4月2日にまた

ほぼ一日に渡る「スクーリング」が無事に終了しました。長丁場をどうもご苦労さまでした。

新生活が始まるまで、まだ一ヶ月あるともいえますし、もう一ヶ月しかないともいえます。いずれにせよ、この期間は高校生活の“しっぽ”などではありません。どうぞ大学生活への助走期間と捉え、有意義に過ごしていただけますよう。

ではまた4月に。教職員一同、再会を楽しみにしています。

スクーリング_5_〈課題2〉に関するセミナー part2

文化のしくみ(津上先生)
日中韓の言語文化(原先生)
英米の言語文化(井上先生)
独仏の言語文化(宮本先生)

セミナーは午前のパート1に続き、パート2に進みます。

パート1では主に言語論系の書物を扱いましたが、パート2では地域文化論系の書物が中心になります。

例年、カテゴリー別に提出されたレポート数が、そのままその年の学生人気を先取りする印象がなくもありません。

平昌五輪の影響で、「日中韓の言語文化」のレポートが増えるかと思いきや、さにあらず、「独仏の言語文化」のそれが最も多かったようです。

スクーリング_4_学びのオープンキャンパス

 

夢を売るテーマパークの裏側
教科書からみる竹島に関する記述研究

今年度の言語文化学科「スクーリング」は、教養学部の「春・学びのオープンキャンパス」と共催のスタイルをとっています。午後1番目のプログラムがそれ、優秀卒業論文の発表会です。

論文を書き上げることはもとより簡単ではありませんが、それを口頭で説明することにはまた別種の困難さを伴います。まして、今回のように専門を問わない多数の方たちが聴衆になるケースはなおさらのこと。

中学生にアルファベットの書き方を指導する方法
女性の美しさはどこにあるか
ベトナム語母話者による日本語発音協働学習の試み

言語文化学科選りすぐりの論文は併せて5本。声こそ聞こえませんが、どうぞ表情からその奮闘をお察し下さい。

スクーリング_3_腹が減っては…

ただいま、昼食タイム。

あいにく春休み中の土曜とあって、今日は学内の生協や食堂がお休み。スタッフとしてはスクーリング参加の皆さんに申し訳なく思っていたのですが、まあ、案ずるより産むが易し、却って初対面同士の皆さんにとっては新しい友人をつくるよい機会となったようです。

今更ながら、なるほど、コミュニケーション(communication)は「食事を共にする」という意味だったよなあと、感心するばかり( “食事は友にする” というダジャレは如何)。

スクーリング_2_〈課題2〉に関するセミナー part1

ことばの分析(岸先生)
考えること・表現すること(文先生)
ことばの習得と教育(渡部先生)
ことばとコミュニケーション(小林先生)
日本語学と日本語教育(佐藤先生)

11時から3号館2階の5教室を利用して、「〈課題2〉に関するセミナー part1」がスタートしています。

〈課題2〉とは、教員の編んだ『カテゴリー別課題図書リスト』に従い、カテゴリーごとの読書レポートを執筆提出するというもの。慣れないこともあり、高校生の皆さんにはなかなかのハードワークだったかもしれません。

セミナーでは、課題図書を選定した教員自らが講義を行います。一足早い、大学の授業、それもゼミスタイルの授業といってよいでしょうか。

スクーリング_1_予定通りスタート

 おはようございます。

予定通り、10時10分からスクーリングが始まりました。

司会の金永昊先生、それから学科長・津上先生の挨拶とエールの後、入学予定の皆さんの自己紹介がありました。

11時からは、「セミナー part1」が始まります。