韓国総領事館を訪問しました

去る7月11日(木)は、言語文化学科で韓国・朝鮮語を履修する1年生たちが、金永昊先生の引率のもとで駐仙台大韓民国総領事館を訪問しました。毎年、1年生たちが訪問している恒例の行事で、今年も朴容民総領事をはじめ、みんな温かく迎えてくださいました。

朴容民総領事との懇談会

総領事館では、朴容民総領事から歓迎の挨拶の言葉を頂いた後、本学科の学生が自己紹介をしました。総領事は学生の語学力と積極的な姿勢を高く評価し、将来的には日韓交流の懸け橋となる人材として育ってほしいと激励の言葉を述べられました。なお、韓国総領事館は、東北に所在する唯一の在外公館であり、東北地域と韓国がどれだけ近い関係にあるかが分かります。 

次に、金姃和領事により、在外公館の役割(政治・経済・在外国民・教育)、日韓の文化交流などの様々なことについて話をうかがいました。私たちのために丁寧に発表資料を準備していただいたおかげで、大変面白く話をうかがうことが出来ました。

学生たちはみんな総領事館に訪問するのは初めてで、最初は、「総領事館とはどんなとこ?」「こんなとこに総領事館があったんだ!」との様子でしたが、今回の訪問を通して、日韓関係について真剣に考えるきっかけになり、訪問者一同にとって貴重な国際経験となったと思います。

交換留学生学外研修 in 塩釜 松島

2019年度前期は、台湾6人・韓国9人・中国4人・タイ1人の合計20人の留学生が言語文化学科に所属し、日本の言語と文化を学びます。去る5月19日(日)は、塩釜・松島で日本文化体験の研修が行われました。

武田の笹かまぼこ工場見学。本場塩釜の工場を見学しました。
おいしい昼食、遊覧船乗船
梅らぶ松島店で和楽器体験とワークショップ。東北大学生の和楽器バンド「ブッシュクローバー」による演奏と交流を楽しみました。
瑞厳寺・松島五大堂観光。荘厳な国宝瑞厳寺と国指定重要文化財の五大堂を見学しました。

第9回東北地域韓国語ハンマダン(旧、弁論大会)W金賞受賞

去る1013日(土)は山形市霞城セントラルビルで、第9回東北地域韓国語ハンマダンが行われました。第8回までは弁論大会という名前で行われましたが、今年からは弁論だけでなく、歌・コント・創作劇・ダンスなど、幅広い形での発表会という意味で「ハンマダン」という名前で開催されました。

東北地域での韓国に関する教育・研究を先導する言語文化学科韓国・朝鮮語コースでは、このようにW金賞という立派な成績を挙げたことについて、大変うれしく思っています。

↑門間さんの「인생의 도움人生の助け)」では、韓国語を勉強し、韓国人と交わることによって、自分がどれだけ成長できたかについて話しました。

↑小野まりんさんと星茉耶さん(人間科学科)はMOMOLANDの「BAAM」、BLACKPINKの「DDU-DU DDU-DU」のカバーダンスを行いました。

それでは、二人の感想を聞いてみましょう。 

☆          ☆         ☆ 

で培った韓語の力を試したいと思い出場しました。自分がんできた事がこのな形で報われ、とても良い経験となりました。この大は出場者に親切で、皆でしむな暖かい雰囲気でした。今大を通して日韓交流について考えさせられる部分も多く、是非たくさんの方に加してほしいと感じました。

             (言語文化学科4年 門間美咲) 

K-POPのカバーダンスを趣味でやっていて、大会という形で実力を試してみたいと思い、出場しました。自分たち自身楽しみながら踊ることができ、さらにそれを評価していただけてとても嬉しく感じました。また、他の出場者の発表を見て聞いて、日韓交流について様々な考え方を学ぶことができました。得るものが多く、出場して本当に良かったと思える大会だったので、たくさんの方にぜひ出場してみてほしいと思います。

            (言語文化学科4年 小野まりん)

17人の新しい留学生が来ました。

4月から韓国平澤(ピョンテク)大学から10人、中国北京第二外国語大学の大学院生4人、台湾の明道大学から2人、世新大学から1人の留学生が来て、言語文化学科に所属し、勉強するようになりました。

↑佐藤真紀先生による留学プログラム、授業履修についての説明

今週は新入生オリエンテーション期間中ですが、留学生も同じようにオリエンテーションが行われ、これまで図書館及び情報利用センター利用説明会、生活オリエンテーション(公益財団法人仙台観光国際協会による)、そして各留学生に日本人のサポーターが1名ずつついて、国民健保険加入、外国人登録、銀行口座の開設を手伝ったりしました。

↑日本人のサポーターが留学生の履修登録を手伝っています。

今年の提携校からの交換留学生は全員が言語文化学科の所属になっています。そして、留学生たちのために日本の様々な文化を教えてあげたり、一緒に勉強したり(もちろん、留学生から教えてもらったり)しながら、留学生をサポートする制度があり、言語文化学科の学生がたくさん参加しています。このように外国に行かなくても身近に外国の友達がたくさん出来るのも言語文化学科の楽しいことの一つです。みなさん、ぜひ留学生のみんなとも友達になってください。

留学生のみなさん、楽しく有意義な1年をお過ごしください。そして、本国に帰っても、ぜひ日本で学んだことを生かし、日本との架け橋になってください。

宅地建物取引士にも合格者が

言語文化学科の白鳥千帆さん(4年)が宅地建物取引士に合格しました。耳慣れない資格かと思いますが、れっきとした国家資格の一つで、その取得はなかなか簡単ではありません。卒業論文執筆の隙を縫って、彼女はどのような準備対策をしていたのでしょうか。その体験を伺ってきました。

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宅建士とは、宅地建物取引士の略です。宅地建物取引業者である不動産会社などは、土地や建物の売買、賃貸物件のあっせんなどを行っており、宅建士はそのような会社に従事していることが多いです。不動産の取引は非常に高額であるので、顧客には正確に説明をしなければなりません。彼らの多くは不動産に関する専門知識や売買経験がほとんどないため、不当な契約を結んでしまうと思わぬ損害を被ることがあります。そのようなことがないよう、顧客が知っておくべき事項(重要事項)について説明できる資格をもつ者が宅建士なのです(たとえば、単に不動産会社の社員というだけでは、説明はできません)。

私の場合は、内定先が不動産会社だったので、内定先の会社が宅建試験に向けた勉強会を、週に1度開いてくれました。勉強会は専門の講師を呼んで、学校の授業のように行われました。宅建試験は国家試験ということもあり、私自身もかなり勉強したと思います。もちろん簡単ではありませんでしたが、教科書と問題集を何度も読み返し、試験日間際には、東北学院大学図書館所蔵の問題集も利用して勉強しました。会社が開いてくれた約半年間の勉強会と、学院大の問題集等のおかげで、無事に合格することができました。苦労はしましたが、国家試験なので、一回受かれば一生ものです。会社の先輩たちも、「学生でいるうちに勉強しておいたほうがいいよ」と仰っていたので、資格を取るならいまのうちだと思います。不動産や、建築業界だけでなく、金融業界などでも宅建士の資格が必要になる場合があるので、就職活動前に取っておくと、就職に有利になるかもしれません。さらに、学生であるうちに宅建試験に合格すると、大学の報奨制度が利用できるとも聞きました。ぜひ宅建試験にトライしてみてください。

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なお、白鳥さんの文中に触れられていた「資格取得報奨制度」は以下を指します。どうぞご参照ください。

http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/campuslife/shikaku/bonus.html

留学生と宮城県立図書館へ

毎週水曜2校時はいわゆるゼミなのですが、本日(13日)は土曜の振替授業日に当たったため、図らずも“休講”の態となりました。がしかし、滞日期間の限られた交換留学生にとって、この“休講”はあまりに惜しい(彼女たちは大学院生ですから)。かくて、向学心に燃える中国人学生と教員の5名は、宮城県立図書館の参観に出かけたのでありました。

言語文化学科での留学生活②ー韓国、金亨珉(キム・ヒョンミン)さん

今日は韓国・平澤(ピョンテク)大学から来た金亨珉(キム・ヒョンミン)さんの留学生活をお届けします。どのようなことを学び、感じ、体験し、自己成長へとつなげているのでしょうか。

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1.4月留学始め

仙台に留学を来てサポーターの友達にお世話になりました。初めて来た時は皆んなと仲良くできるかなと心配していました。しかしそれは無駄な心配で皆んなとても優しい人でどのように授業を受けるか正確に説明してくれました。困ることがあったらいつも手伝ってくれることが忝ないでした。

2.仙台の食べ物牛タン

仙台で有名な食べ物牛タンを初めて食べました。今まで食べなかった柔らかい味でした。サポーターの友達と一緒に食べてもっと美味しいかったです。その後何回も牛タンを食べましたけど呆れない味でした。留学が終わったら食べなくなることが残念です。

3.花見

サポーター友達の主催で花見を見ながら皆んなと交流をしました。皆んなと親しむできるように機会を作ってくれたサポーターの友達にありがたいです。一緒に花見を楽しんで新しい友達を作ったし日本語の会話をたくさんできてとても嬉しいかったです。またこのような機会があったら参加したいです。

4.留学生だちと交流

色々な留学生たちが集まって交流をしました。中国人、台湾人、タイ人、日本人が集まって自分の国の食べ物を造ってくれたり伝統文化について教えたりしました。飲み会をして悩み相談とか自分の未来についても話しをして日本語で他の国の人とこんなに話しすることができるね!と改めて考え、とてもいい経験だと思いました。

5.青葉祭り

5月仙台で開催される青葉祭りに韓国人とサポーター友達と一緒に行きました。仙台の事後350年になった1985年、過去に存在した祭りを復活させる形式で始めました。仙台の伝統的な文化や色々なイベントを見ることができてとても珍しくて面白い体験でした。

6.七夕祭り

7月に開催される仙台で有名な七夕祭りに行きました。ショッピングアケイドに飾っている紙で作られた装飾物が綺麗でした。有益な時間を過ごし日本人友達があっちこっち説明しながら七夕祭りについて教えてくれました。また機会があったらもう一度行きたいです。

7.秋田旅行

東北学院大学で抽選を通じて一万で秋田旅行を行ける機会を得ました。韓国人留学生4人、中国人留学生2人、台湾留学生4人で行くことになって皆んなと話を交わす機会がありました。一泊二日の旅行で爆竹を作ったりピザを作り体験をしたりして楽しいことがいっぱいありました。また秋田で有名な花火を見ました。動画を撮ることさえもったえないくらいとてもとても感動的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

言語文化学科での留学生活①(タイ・サムランリット ヌッチナリンさん)

交換留学生たちが言語文化学科に来てからもう半年が過ぎました。どのような大学生活を送っているのでしょうか。今日は、タイの泰日工業大学からの交換留学生サムランリット ヌッチナリンさんの話を聞いてきましょう。

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私はタイからきました。タイはいつも暑い国です。季節は夏と雨季と冬、この3つだけです。平均気温は35度で、冬でも暑いです。そのおかげで、いつでも安くてとても美味しい果物や野菜が食べられます。タイ料理は日本料理と違って、しょっぱいだけではなく、辛酸っぱい味も加わっています。私のおすすめは「トムヤムクン(ต้มยำกุ้ง)」です。見た目はオレンジ色の海老スープカレーで、味はしょっぱくて酸っぱくて辛いですが、とても美味しいです。外国でもかなり有名で食べられると思いますが、やはり味がオリジナルと違います。私は留学してから、いつも本物のタイ料理が食べたい!と思っています。でも日本料理も美味しいので、我慢できます。タイと日本は、料理だけではなく、文化や礼儀なども違います。まだ慣れていない時は少し辛かったですが、知らない文化を少しづつ学んで、理解するのは留学の一つの楽しみだと思います。

    ↑トムヤムクン             ↑タイの海

私は日本のアニメをきっかけに日本語を勉強し始めました。タイの大学でもアニメーションの作り方を勉強していました。泰日工業大学の情報学部のマルチメディア学科の4年生です。東北学院大学に留学して、言語文化学科の学生になってから、「社会によって人が違う」と誰かが言った言葉をきちんと理解できました。私のコミュニケーション力が低くて、最初は皆のテンションに追いつけなかったので、辛くて寂しかったですが、どんどんサポーターさんたちや同じ留学生たちと仲良くなって、今は楽しい留学生活を過ごせるようになりました。

私は将来日本で働きたいのですが、自分の日本語能力はまだ足りないので、日本に留学しています。タイと比べれば、日本はイベントが多いと思います。お花見、七夕祭り、大学祭、色々なイベントに参加して、楽しかったです。アルバイトも始めてできました。タイ語を教える機会まであります。授業でできない体験を沢山できて、とても良かったと思います。色々な場面で日本語を話して、少しですが、私の日本語能力は上達したと思います。

 先生とサポーターさんたちに支えられて、日本語も日本文化も学べて、とてもいい経験をしています。

 

卒業研究の構想発表会が花盛り

前期定期試験が迫ってきました。
単位はあらかた修得済みの4年生とはいえ、無論、試練は与えられています。そう、卒業論文の構想発表会です。小には大学生活4年の、大には学校生活16年の集大成であれば、その出来如何によっては夏休みの過ごし方にも影を落とさずにおきません。
大学生活も残り半年、どうか充実した日々を送っていただけますように。

アドバイスはビシビシ、雰囲気はピリピリ

講演会が盛況のうちに終わりました

7月12日(水)は、東北HIVコミュニケーションズ代表の小浜耕治さんを招いて、「他人(?)隣人(?)当事者(?)セクシュアリティの多様性」という題名での講演会、そしてブルームバーグ(Bloomberg)社東京支局長の高橋和典さんを招いて、「記者の目から見た世界の中の日本」という題名での講演会が行われました。

言語文化学科の教員や学生だけでなく、セクシュアリティの問題あるいは外国で英語を使っての仕事に関心を持つ他学科の学生も多数参加しました。