【コラム2】外国語(英語)学習法:私の学生時代(秋葉勉先生)

 スクーリングや入学式、新入生オリエンテーションなどでしばらく休んでいた【コラム】欄を再開させていただきます。今回は、秋葉勉先生による英語学習法について聞いてみましょう。

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外国語(英語)学習法:私の学生時代

Effective Ways of Learning English: Looking Back on My School Days

教養学部言語文化学科 教授  秋葉 勉

 ITを利用した教材の充実によって、語学を学ぶ環境は、現在は昔に比べはるかに整っています。留学することも珍しいことではなくなり、多くの学生が留学する時代になりました。しかし、そんな時代でも英語をマスターしている人は極めて少ないのが実情です。
 外国語の効果的な勉強法として、語学の天才と言われている「シュリーマンの方法」がよく紹介されます。私も学生時代にその方法を実践しました。トロイアの遺跡は作り話(虚構)であると考えられていた時代に、彼は子供の頃に伝説のトロイア遺跡について書物で読み、それが実在すると信じ、それを発掘するために18か国語を短期間でマスターしました。その方法は(1)音読する(2)翻訳しない(3)毎日1時間の勉強(4)日記、あるいは興味あることについて作文(5)母国語話者に間違いを修正してもらい、その間違いを復習(6)教会に通う、などの方法です。
 私が大学に入ったのは、やっとカセット・テープレコーダーが売り出された頃です。留学するお金がなかったので、私が取った方法は、日本にいて留学するのと「同じ環境を作ること」でした。ESS(英会話サークル)に入り、NHKラジオの「英会話」のテキストを利用して毎日お昼時間、サークル仲間と英語で話しをしていました。空き時間には、ネイティブの先生の授業を聴講していました。教会の無料英会話教室に通ったり、外国人の先生の自宅で週に一度英語で話をしたりしていました。その他に、一人でイソップ物語、ギリシャ・ローマ神話、小説、民話、そして聖書を英語で読みました。毎日が英語中心の生活でした。
 語学の学習方法は多様にありますが、一番大切なのは「大きな目標」を持つことです。英語(外国語)をマスターすることが、自分の人生でどうプラスになるのかを真剣に考えてみることです。強い動機付けが語学習得には重要なのです。今度はあなたたちが「英語オタク」になるときです。

 

オリエンテーション・キャンプが終わりました

 東北学院大学では4月1日(土)から7日(金)まで新入生オリエンテーションが行われました。そして、6日・7日には合宿形式でのオリエンテーションキャンプがあり、教養学部は宮城蔵王ロイヤルホテルで行われました。そこで新入生たちは授業スケジュールを作成したり、注意が必要な科目についての説明を聞いたり、大学生活の心得などを学んだりしました。新入生たちは各学科のバスでホテルへと移動しました。グループリーダーによる楽しいレクリエーションも行われました。

↑学部長の挨拶       一生懸命に聞いている学生たち

 教養学部全体のガイダンスが終わった後、学科別集会が行われました。特に、渡部友子先生(左)による英語及び英語教員免許取得についての説明、岸浩介先生(右)による授業登録時の注意事項についてはみんな一言一句聞き漏らすまいと真剣な顔で説明を聞いていました。

 その後、各々で時間割の作成を行いました。資格を取るためにはどのような授業を取れば良いか、留学をするためにはどうすれば良いか等、教員やグループ・リーダーの説明を一生懸命聞いていました。

 さて、このキャンプで大活躍したのが、2-4年生の先輩で構成されたグループ・リーダーです。グループリーダーは、新入生が入学する前から厳しいトレーニングを積み,オリエンテーションに備えております。彼らのお陰で、新入生は大学生活を円滑に過ごせるようになります。

 オリエンテーション・キャンプを通して得られた大きな収穫といえば、何よりも友達作りではないでしょうか。オリエンテーション・キャンプを通してかけがえのない友人を見つけることも多いようです。

 言語文化学科の教員、先輩たち、そして職員は、大学という未知の世界に入ってきた新入生たちが充実した大学生活を送ることを切に願っております。

 新入生の皆さん、これからたくさんの自由が与えられ、たくさんの壁にぶつかると思います。そんな時は自分が決めた目標を思い出し、またその目標に責任を持つ事を忘れず、きらきらと輝く大学生になって下さい。

2017年度新入生オリエンテーション

今日から2017年度新入生オリエンテーションが始まりました。午前中はさっそく英語のプレースメント・テストが行われ、次にグループ集会がありました。午後は津上誠学科長の挨拶と第二外国語の紹介がありました。

津上先生は、英語はもちろん、独・仏・中・韓の4つの選択外国語をきっちりと勉強することが言語文化学科の大事な柱であること、そして、言葉を学ぶことを通して外国の社会や文化を理解し、ひいては自分たちの身の回りに当たり前のこととして考えていたことを客観的に捉え直すことを大事な目標にしているとおっしゃいました。

次に、佐伯啓先生(左上・ドイツ語)、アッシュ先生(右上・フランス語)、楊世英先生(左下・中国語)、金永昊先生(右下・韓国語)による選択外国語の紹介がありました。一年生は必ず4つの外国語のうち1つを選択し、3科目(8コマ)の授業を受けなければならないので、それぞれ「何を選択しようか」と興味津々に話を聞いていました。

月曜日は、教務ガイダンスを始め、学科カリキュラム・就職・留学・日本語教員基礎資格などの説明、そして学科教員の紹介がある予定です。

卒業式及び卒業祝賀パーティーが行われました

去る3月23日(木)は、仙台市体育館で卒業式、土樋キャンパスで学位記・卒業証書授与式が行われ、その後、18時から江陽グランドホテルにて卒業祝賀パーティーが盛大に開催されました。

早めに卒業論文に取り掛かった人もいれば、就活・部活・アルバイトなどに夢中で、更に年末年始の飲み会も重なる中、やっと危機感を感じ、大慌てで書いた人もいます。それでもいつも驚くのは、学生たちのラストスパートの凄まじさです。12月頃には「これで卒業出来る?」と聞きたくなるような内容であっても、やはり「締め切り」「卒業」という単語がもたらすプレッシャーは、学生たちに恐ろしいほどの力を発揮させ、みんな出来の良い卒論を出しました。

あちらこちらで互いに写真を撮り合ったり、4年間の思い出やこれからの歩み方について語り合ったり、「もう少し早くからこんなふうに勉強したら?」という先生の質問に困った顔で答えながら最後のひと時を過ごしました。別れを惜しむ学生たち、涙を流す学生の姿も見られました。

(左)ご退職されるゾンダーマン先生からのご挨拶  (右)花束贈呈

厳しく、そして暖かく指導してくださった指導教員や諸先生方、事務職員、研究の仲間たちなどのお陰で卒業を迎えることが出来ました。大学時代にこれらの方々と出会って分かち合った経験は一生の財産になるでしょう。

4年間の勉強を終えて、「卒業」ということになりますが、これは他の意味では「スタート」の意味にもなるでしょう。これから社会に羽ばたいていく卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。心から「頑張れ!」とエールを送ります。

新入生オリエンテーションの準備は順調です

本日は全学を挙げての「グループ主任会議」がありました。

グループ主任とは、いわば高校のクラス担任を大人仕様にしたものでしょうか。言語文化学科の場合、1学年を2つのグループに分け、各々に1名づつが配されます。本日、新年度1年生グループ主任を拝命した2名の教員は、早速、在学生で構成するオリエンテーション・リーダー6名と念入りに打ち合わせを行いました。

4月1日から始まるオリエンテーションの準備は、順調にして万全です。新入生の皆さん、どうぞ安心して言語文化学科の門をくぐって下さい。

今期のリーダーは、女性4名に男性が2名。新4年生1名、新3年生1名、新2年生4名です。
1グループ主任は岸先生、2グループ主任は宮本先生です。

『学びのオープンキャンパス』が終了しました

本日登壇の“七人の侍”は、以下の通り。

  1. 「Twitterで見られる若者言葉に関する研究」(佐佐愛実)
  2. 「継続アスペクトの日英韓比較」(千葉絵里子)
  3. 「日本植民地下台湾における原住民教育について」(永山真寿美)
  4. 「留学生サポーターは留学生に対してどのように誤用訂正をするのか」(阿部加奈)
  5. 「女子会論」(阿部歩夏)
  6. 「近松が描く心中」(庄子幸奈)
  7. 「日本における同性愛者の権利についての考察」(佐藤夏海)

例年に比べても、上々のパフォーマンスだったと思います。来場者も多く、なかなか盛況でした。発表者のみならず、教員サイドも鼻高々です。

プレゼンには動画も使用
司会者が来場者の意見を拾います
本日の表方と裏方(どうもご苦労様でした)